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横田照夫について


常任委員会調査ー1
 5月24日〜26日の日程で、私の所属する生活福祉常任委員会の県北調査が行われました。学校法人宮崎学園、東米良診療所、延岡児童相談所、延岡市男女共同参画センター、若山牧水記念文学館、児童養護施設金鈴学園の6ヶ所を調査訪問させていただきました。
 以下、それぞれの調査内容をご報告いたします。

○学校法人宮崎学園
 学校法人宮崎学園は、昭和14年に宮崎女子商業学園、同高等裁縫女学校として設立されました。そして昭和30年に宮崎女子高等学校と改称され、円形校舎のある学校として有名になりました。その後、女子高として長い歴史を積み重ねてこられましたが、男女共同参画社会の流れに則り、平成15年に男女共学の宮崎学園高等学校となり新しい歴史を歩み始められました。学校法人宮崎学園は、この宮崎学園高等学校のほかに、宮崎国際大学、宮崎女子短期大学、同付属のみどり幼稚園と清武みどり幼稚園、オービック専門学校も運営されています。
 宮崎学園は、現代人にふさわしい教養・マナーをそなえた豊かで円満な人柄と、多様な生活環境の中で、節度ある生活習慣をしっかり身につけた人を育てることを目指しての『礼節』と、何事にもやる気をもって忍耐強く努力する人、あたたかい思いやりと奉仕の精神を忘れず人の世に貢献できる人を育てることを目指しての『勤労』を建学の精神として今まで60年余りの伝統を積み重ねてこられました。
 大きな特色として、高大専連携教育を行っておられます。早くから自分の進路を目指した効率的な学習ができるように、高校と大学・短大・専門学校が協力して連携教育を実施するものです。
 男子生徒が入ってきたことにより、女子生徒の質が変化してきたそうですし、学校全体にたくましさや勢いが出てきたそうです。
 宮崎県では、県立と私立との割合を7:3としておりますが、まだまだ県立指向が強いようです。そういう中で、私立高校としては県立にも通るんだけどこちらに来てもらえるような教育を目指していかなければいけないし、特色も出していかなければいけないと言っておられました。
 子どもたちがあこがれる様な教育を展開してくださることをご祈念いたします。

○東米良診療所
 
44年前に設置された診療所は、施設・設備の老朽化が著しく、面積も狭くリハビリ室も無いため、地域住民への十分な医療提供が困難な状況にありました。このため平成16年度に診療所の移転改築を行い、平成17年度から診療を開始しました。地域の医療水準・介護体制の確保を図るとともに、住民の健康管理体制の向上を目指していきます。
開設者は西都市ですが、医療業務は医療法人社団善仁会に委託されています。病床数は19床ですが、その内の15床が療養病床になっています。全て個室です。
東米良地区は、人口444名で高齢化率55,87%です。へき地医療の一助になればとの思いで浜砂先生が開院されました。
へき地に来てくれる医師が少なく、つてで連れてこないとどうにもならない様な状況です。また重症患者や大きな手術の必要な患者は他の病院へ転送しなければならないため、すぐに来てもらえるような救急体制の充実をして欲しいとのことでした。
へき地医療のあり方を考えさせられました。

○延岡児童相談所
延岡市愛宕町にあった児童相談所が老朽化し手狭になったため、平成17年4月に延岡市大貫町に新築移転しました。職員数は31名で、延岡市、日向市、東臼杵郡及び西臼杵郡の2市8町5村を管轄しています。






最近、緊急かつ専門的対応が求められる児童虐待等が急増していますが、それら虐待などの養護相談、非行や不登校相談、心身障害など各種相談について、従来から家庭環境や学校生活の調査、知的能力や性格等の判定、必要に応じた児童の一時保護を行い、問題の原因を明らかにし、学校、保健所、警察等の関係機関とも連携し、問題の解決に当たっておられます。
今回の移転新築により、より一層、判定機能や一時保護機能が充実したことから、これらを駆使しつつ又職員の資質の向上も図りながら専門的な対応を充実させ、市町村を含む関係機関と役割を分担しながら児童相談に適切に対応していきたいとのことでした。
児童虐待などが減少していくことを望みます。

○延岡市男女共同参画センター
延岡市は、誰もが人として尊ばれ平等に生きることを基本理念として、男女が共にいきいきと輝く「男女共同参画社会」の実現を目指して、2000年に『男女共同参画都市』とすることを宣言しました。そしてそのことを受けて、平成16年4月にその活動拠点として男女共同参画センターが開設されました。
延岡市には、のべおか男女共同参画会議21という団体があります。延岡市内の男女が連携協力して望ましい男女共同参画社会の実現を目指して、いろいろな活動を展開しておられます。そのメンバーとの話し合いの中で、優秀な能力を持った女性を登用しないのは社会の大きな損失だといった旨の意見がありました。まさにそのとおりだと思います。もし女性だからできないといった考えがあれば改めなければいけませんが、同時に女性の方も女だからと思わずに積極的にいろんな役職に付いていただきたいと思います。そのことがすばらしい地域づくり、町づくりに繋がっていくと考えます。

○若山牧水記念文学館
歌人若山牧水は、明治18年に東郷町坪谷に生まれました。旅を愛し酒を愛した牧水は生涯にわたり多くの優れた作品を残しました。
牧水は、延岡中学から早稲田大学に進学し、そこで北原白秋や石川啄木らと交流を深めました。
昭和3年、43歳で亡くなるまで創作活動を続けた牧水は、国民的歌人として、今も多くのファンを魅了し続けています。





21世紀にはばたく牧水のふるさと「東郷町」は、東郷町の文化情報を全国に発信するため、平成17年2月に若山牧水記念文学館をつくられました。4月1日に開館したそうですが、もうすでに2500人が来館して下さったそうです。この文学館は、東郷町の宝であると同時に県の宝、国の宝でもあります。みんなで守っていかなければいけないと思います。
またこの文学館には、東郷町の町長もされた詩人、高森文夫さんの作品・遺品なども合わせて展示してあります。高森文夫さんは、東郷町で生まれ、東京大学在学中に抒情詩人として有名な中原中也と出会い、中也の親友として短くも熱い時間を過ごしました。この度、高森家の所蔵品の中から、中也が高森さんにあてた葉書が見つかりました。皆さんもぜひ見ていただきたいと思います。
牧水記念文学館の建設と同時に、牧水生家の保存修復工事も行われました。
東郷町は、来年2月に日向市と合併することが決まっています。聞いたところによりますと、東郷町坪谷という地名は残るそうです。牧水のふるさと坪谷、文学の町東郷町をこれからもしっかり守っていっていただきたいと思います。

○児童養護施設金鈴学園

社会福祉法人金鈴学園は、保護者のない子、家はあっても家で暮らせない子、いじめられている子、その他適当でない環境にある子どもを収容保護する施設として、昭和32年に川南町に設立されました。そして平成17年3月に、収容人員を35名から50名に増員するため、鉄筋コンクリート2階建てに改築されました。家庭的な雰囲気の中で、児童の独立心をそこなうことなく、正常な社会人としての生活を営むことができるように、愛護育成することを目的にして頑張っておられます。
ここに入所している子どもにはできるだけ家庭復帰できるように懸命の努力をしておられますが、どうしても家庭復帰できない子どもはここから社会に巣立って行きます。そのように退所した者に対しても、退所後も相談を受けたり自立のための援助を行っておられます。そんな子が結婚をし、家庭を持った時が自分たちの役目が終わった時だとも言っておられました。
ここに入所してくるような恵まれない環境にいる子どもたちが立派な社会人として育っていくためには、まわりの人たちや学校などの関連機関などの理解と協力がどうしても必要であると感じました。同時に、子どもを虐待したり、養育を放棄したりする親に対する教育もしていかなければいけないのかなと感じました。
| 横田照夫 | 13:14 | comments (0) | trackback (0) | 議会報告 |
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