Activity report

中央研修

2014年07月09日

7月6日から今日までの日程で、自民党会派の中央研修の予定でした。予定通り出発したのですが、台風の接近により、予定を一日短縮し、昨日の夕方に帰ってきました。
今 日の予定は横浜市の「横浜スマートシティープロジェクト」視察でした。再生可能エネルギーの導入、家庭・ビル・地域でのエネルギーマネジメント、次世代交 通システムなど、横浜市の温暖化対策統括本部が取り組むエネルギープロッジェクトです。IT技術を使ってエネルギー需要を正確に把握し、リアルタイムの需 要に合わせて必要な電力をきめ細かく発電し、安定的に電力供給をするものです。非常に楽しみにしていたのですが、台風が来ることが分かっていながら、ほと んどの自民党議員が地元に居ないということは危機管理上問題になります。残念ながら、また調査先には本当に迷惑をおかけしましたが、止むを得ない判断だっ たと思います。
初日は、横浜市磯子区の「磯子火力発電所」を視察調査させていただきました。
磯子火力発電所は都市の真ん中に立地する石炭 火力発電所です。石炭火力発電所というと煙突からモクモクの煙というイメージがありますが、ここの煙突からは、ほとんど水蒸気しか排出されません。横浜市 と日本で初めて公害防止協定を締結し、いちはやく排煙脱硫装置を設置するなど、窒素酸化物(NOx)やCO2などの大気汚染物質の排出を極力抑え、その中 で、世界最高レベルの発電効率を有しています。1号機、2号機、どちらの出力も60万kwで、原子力発電所に匹敵するような出力です。石炭はオーストラリ アからの輸入ではありあすが、輸入価格は石油と比べるとはるかに安く価格変動も少ないそうです。宮崎県に最も近い鹿児島県の川内原発が再稼働の一番手に挙 げられており、発電への関心が高まっておりますが、原発再稼働の是非はさておいて、こういう石炭火力やコンバインドサイクル発電などの可能性ももっと議論 がなされてもいいのではないかと思います。宮崎県にもこういう発電所が一基、二基あれば、購入エネルギー代を抑えることができて、資金の地域内循環ができ るのになと考えてしまいました。
二日目はお二人の講演をお聞きしました。午前中は(株)日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏です。「里山資本主 義と宮崎」という演題でした。藻谷さんは全国の自治体をくまなく回っておられまして、宮崎県のことも本当に詳しい方です。「地消地産」という言葉が印象的 でした。「地産地消」という言葉は以前からよく使われていますが、「地消地産」とは地元で消費するものは地元で生産するということです。地元で生産したも のを素材で域外に販売して、域外で加工されたものを宮崎に移入して購入する。それでは地域内資金の多くは県外に持って行かれてしまいます。県内生産物をど んなに頑張って県外に販売しても、それ以上の製品を県外から購入したら県内の利益は増えません。エネルギーがその典型です。幸いに宮崎県には日本一豊富な 森林資源があります。それらを使って発電することができれば、莫大な電気代を浮かすことができます。いかに地域内で資金の循環をすることができるかです。 それができれば県内コストを大幅に下げることができますし、県内利益を増やすことができます。これまでのマネー資本主義の考え方を根本から変えることが大 事です。県民所得の低さがイコール暮らしにくいとはならないと思います。宮崎らしさの豊かさを求めていきたいものです。
午後は時事通信社解説委員 の明石和康氏です。「激変する世界と日本外交=リーダーシップ問われる時代=」と題しての講演でした。明石氏は世界中で特派員や支局長を歴任され、世界情 勢にとても詳しい方です。今、世界は、私たちの東アジアだけではなく、東南アジア、中東、北アフリカ、ウクライナを取り巻くロシアとEU諸国など、世界各 地でいろんな軋轢が生じておりますし、そのことが我が国にいろんな影響が及ぶことが懸念されております。そういう中で、集団的自衛権行使容認はどういう意 味があるのか、中ロ大接近が及ぼす影響、ウクライナにおけるプーチン大統領のもう一つの狙いなど、いろんなお話を情熱的にお聞かせいただきました。今、日 本も宮崎も世界と密接に繋がっております。私たちも県政を担うに当たって国際情勢に精通しておく必要があると考えますので、今回の講演は大きな意義があっ たと思います。
今後、今回の研修で得たものをしっかりと県政に活かしていきたいと考えます。

ページの先頭へ戻る